守るために、まず診る——この言葉が生まれた経緯
私たちがデジタルコンテンツ保護(DRM)の分野に携わり始めたのは、コンテンツのデジタル配信がようやく広がり始めた頃のことです。音楽、映像、電子書籍——大切なコンテンツが不正コピーや無断流通から守られるために、まず何が起きているかを正確に診ることが必要でした。
この経験から生まれたのが「守るために、まず診る」という考え方です。守りたいものがあるならば、まずその現状を正確に把握する。何が問題で、何を優先すべきかを整理してから、初めて適切な対策が立てられる——この順序を大切にしてきました。
情報セキュリティの時代で磨いた、「診る力」
2016年以降、私たちの主戦場は情報セキュリティへと移りました。守る対象は変わっても、診ることから始めるという姿勢は変わりません。企業の情報資産をどのリスクから、どのように守るか。そのために現状を整理し、経営陣も理解できる形で可視化することを積み重ねてきました。
この時代に特に感じたのは、「怖がらせるセキュリティ」の限界です。リスクを誇張して危機感を煽ることは、短期的には有効に見えても、企業の自律的な判断力を育てません。私たちは「判断を支援するセキュリティ」であり続けることを選びました。
怖がらせるセキュリティではなく、判断を支援するセキュリティ。
それが私たちの一貫したスタンスです。
AI時代に、同じ答えを持っていた
2026年、AI活用が多くの企業にとって喫緊の課題となる中で、私たちは改めて同じ問いに向き合いました。「AIをどう守るか、どう使いこなすか」——そしてそこにも、同じ答えがありました。まず診ることから始める。
AI健康診断ナビは、そうして生まれました。AIの選定、使い分け、導入後の運用状態。これらを企業が判断しやすい形で整理し、次の一手につなげる。それが私たちのAI時代における役割だと確信しています。
AI活用は、一部の大企業だけのものではありません。規模の大小を問わず、多くの企業が「AIをうまく使いたい、でも何から始めればいいかわからない」という状況にあります。その入口を、相談しやすく、判断しやすい形で提供することが、私たちの使命です。
守るために、まず診る——この言葉と共に、これからも企業の判断を支え続けます。